========= 記事一覧はこちら ========

2012年02月11日

お役立ちグッズ:カップラーメン用保温フォルダー取っ手付き

野外調査中、昼飯にあたたかいものを食べたいぞ、なんてことはよくあることですが、早朝に水筒へ入れたお湯しかないということもまたよくあること。カップラーメンを作ったはいいけれど、たいてい、お湯の温度が低くていまいち。

そんなときのために作ってみました。

カップラーメン用保温ホルダー。


R0011168s.jpg


カップヌードルビッグ専用です。
取っ手付きで食べやすい。


R0011169s.jpg

材料費は100円プラスアルファ。
100円ショップのカップとプチプチと空き箱。
下部には使い捨てカイロを入れるスペースがあります。
なかなかの優れもの。

R0011170s.jpg

なにが優れているかって、
なんと、メモリ付きの計量カップになるのです。


R0011171s.jpg





posted by biobio at 01:18 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 機器/ツール/ノウハウ/アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月06日

小鳥が少ない

なんか、小鳥類が少ないっす。冬鳥。
ツグミなんかもほとんどみない。
どうしちゃったんだろう。
posted by biobio at 01:11 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 動物調査の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月17日

環境調査・生物調査の印象をざっくりと



 すっかり更新をサボってしまいました。
 なので、というわけでもありませんが、このところ感じている仕事としての環境調査・生物調査の印象をざっくりとわかりやすい例え話の形でまとめてみます。
 ほんとに例えばの話ですが、印象としてこんな感じ。

   ・  ・  ・  ・  ・

 公園設計の専門家と、植物や土壌の研究者と、農業の達人と、カリスマガーデニングママさんと、盆栽名人と、造園職人と、力持ちのお兄さんと、有能で実直な会計士と、博学で知られる各種資格取得マニアさんと、とにかくやたらいい人が、長年培ってきたありったけの能力を持ち寄って、小学校の校庭の隅っこに小さな花壇を作ることになったとします。
 花壇作成チームは、入念な下準備により、アレロパシーや連作障害、土壌の質や水の通過経路、植える植物の色合いや配置、流行、害虫対策、維持管理コストなど、様々な問題に配慮した花壇を作り始めます。が、
「オシロイバナとコスモスって、どっちが赤いんでしたっけ?」
なんていいながら写真を撮りまくる若い男性教諭から、規制がどうの、前例がどうの、安全面でどうの、僕は素人で分からないのだけどどうのこうの、やっぱりこれはなんとなくどうのこうの、実家の隣の家の庭ならばこうだからどうのこうの、などとあれこれ指図を受けて作業するうちに、いまひとつ不本意な仕上がりになってしまいました。とはいえ、もともとの基本設計がしっかり練られているので、植えた植物が順調に育てば、しゃがんだ小学生の視線からみて、ちょっとしたミニチュア版植物の楽園が出現したように映るはずでした。
 また、副産物的ながら、このメンバーで作業したからこその花壇に対する新しい気づきもたくさんあり、それは貴重な成果として広く公表すべきことでした。

 とりあえず求められた仕事を全て終え、チームのみんなは、まずまずの仕事ができた満足感の中で、各自水筒に用意したお茶を飲みながら話しました。
「水のまき方や肥料のやり方など、手入れ方法をきちんと説明しておかないといけないねえ」
「季節季節でどう手をかけてやるのがいいかなんて、あいつらきっと知らんだろ」
「種ごとの特性や相互作用なんかもわかっておいてもらった方がいいですね」
「そうだねえ、普段なかなか見られない珍しい花をいくつも選んであることだし」
「ならいっそ、開花時期に花の形や色の話を昆虫との共進化にからめて子供たちに話してやったらどうだろう。きっと目を輝かして喜ぶと思うよ」
 するとそこに、虫の群れのようにひしめきあう児童たちを従えた校長先生が、汗をふきふきやってきました。そして、
「今日は暑い中ご苦労さん。立派な花壇ができましたねえ」
と若い男性教諭に向かっていい、チームの面々は、有り難がったらかえって失礼なんじゃないかと思うような額の謝礼と「やる気・本気・元気」とかかれた校章入り鉛筆を配られ、早々に帰されてしまいました。
 彼らの背後からは、
「植物たちに毎朝『おはよう』って話しかけると、綺麗な花を咲かせるんですよ。楽しみですねえ」
と、得意そうな口調で児童たちに話してきかせる校長先生の声が聞こえてきました。

 それからしばらくして、カリスマガーデニングママさんは、総合学習のプランター代の寄付金額がどうのこうのというPTAの集まりで学校に呼ばれました。
 ホームセンターのガーデニングコーナーの仕事が長引いてしまったため、かなりの遅刻で慌てて駆け込んだのですが、資料の読み上げとしゃんしゃんだけのなんてことのない会議でした。
 が、校庭に出たとき、自分たちが手がけた花壇がなくなっているのに気づきました。不思議に思ってあの若い男性教諭に尋ねてみると、
「どこかで見た顔だと思ったら、あのときの家庭菜園好きなママさんじゃないですか、ですよね、ですよね。えっと、あの花壇はですね、耐震工事の車両の邪魔になるっていうので先週だったか先々週だったか撤去されちゃいました。県の学校花壇コンテストで表彰されたりして評判良かったんですけどね。残念です。あ、でも、植わっていた植物は児童たちみんなで力をあわせてプランターに植え替えたんですよ。命の大切さを学ぶいい機会になりました。来月の学校だよりに写真付きで載るはずですよ。是非みてください」
といいました。
 一抹の不安を覚えたカリスマガーデニングママさんが、「家庭菜園好きなママ」さんでなく「カリスマガーデニングママさん」だと訂正したい気持ちをおさえてプランターがおいてあるという場所を見に行ってみると、低学年児童ひとりひとり用のアサガオやミニトマト栽培キットがずらりと並んだその奥に、真新しいプランターが列をなしていました。
 そしてそこには、苦心して種や品種、咲かせる花の色を選定し、各種専門家のみなさんと話しあって本数や配置を決めて慎重に植えた植物たちが、完成後に生えてきたらしい雑草の一本一本とともにセンスのかけらもなくきっちり等間隔に植えられていたのでした。
 カリスマガーデニングママさんは、こんなときは放心して天を見上げるべきなのか、がっくりうなだれるべきなのかさんざ迷ったすえ、そんなことに悩む自分が馬鹿らしくなって、蚊にさされた左の二の腕をぽりぽり掻きながら家路についたのでした。

   ・  ・  ・  ・  ・

 あ、いや、わかりやすいどころか、よけいに意味不明になる例え話でしたか、そうですか、そうですね、すいません。
posted by biobio at 00:42 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月17日

東日本大震災関連

東日本大震災以降、様々な情報があふれているような全然足らないような状況が続いているわけですが、
一ヶ月たった今、震災関連の読み応えがあった記事・コラムをいくつかリストアップ。
(特に生物調査、環境調査関連というわけではありません。)

まずは、gooニュース 加藤祐子さんの「ニュースな英語」。
英語メディアが伝える「JAPAN」を紹介するコラムですが、3.11以降、全て震災関連。
震災直後からこっち、僕らが接してきた情報は、NHKによる「努めて淡々」系報道と民放各社の「わーたいへんだ」系報道と「えいしー」と「えいしー」と「えいしー」。すなわち極めて異常自体でした。
こういった状況の中、海外メディアの反応を紹介するこの一連の記事は、ポポポポーン頭に情報吟味の座標軸を与えてくれるように思います。

2011年3月22日(火)
『日本の真の色が光るように 外国メディアも混乱しまくった大惨事のその先で』
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110322-01.html
最初は日本称賛で始まった/原発事故で論調は一変/「エダーノ・ニロ」と/I see your true colors shining through

2011年03月29日(火)
『被災者の奮闘を称え、原発リスクの過小評価を非難 震災2週目の英語メディア』
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110329-01.html
外国紙の記者も被災地に深く/冷徹に厳しい原発批判/世界の未来の問題/NHKアナウンサーの「クロンカイト的瞬間」

2011年04月05日(火)
『日本経済は立ち直ると海外エコノミストたちノノただし原発は懸念』
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110405-01.html
未曾有の惨事に遭った経済大国/エコノミストたちはどう見る/問題は原発と電力

2011年04月12日(火)
『放射能に汚染された水を海にノノ英語メディアは淡々と懸念』
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110412-01.html
海に汚染水を出して/国際法違反なのかどうか/魚はどうなる?/忘れてはならない


次は、日経ビジネスオンラインの「小田嶋隆の『ア・ピース・オブ・警句』 〜世間に転がる意味不明」。
コラムの名手はこんなときも名手中の名手でした。
内容紹介は無粋。ぜひぜひリンク先へ。
(日経ビジネスオンラインへの登録(無料)が必要です)

2011年3月18日(金)
今こそ隣人に対して寛大になろう
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110317/219021/

2011年3月25日(金)
いまわれわれに力をくれる言葉とは
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110324/219122/

2011年4月1日(金)
「ひとつになろう」より「てんでんこ」がいい
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110331/219253/

2011年4月8日(金)
この「風評」の半減期はどのくらい?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110407/219353/

2011年4月15日(金)
人びとがデマにもたれかかりたくなる時
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110414/219439/


もうひとつ紹介したいのはこれ。
2011.04.14(火) JBpress 藤井 源太郎
『災害派遣、現場自衛官から上がる悲痛な声
なぜ政府は現場が活動しやすいように手を打たないのか』
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5869

事情は全然違うのですが、生物調査・環境調査に関わったことのある方ならば、
この悲痛さが生まれてしまう状況に既視感を抱いてしまうのではないかと思います。
以下、見出し。

1.被災地の実情
被災者に生活物資を法外な値段で売りつける輩
少し力をかけただけでボロボロになる遺体
2.相変わらずの装備品不足
ケガをしても抗生物質がない!
私物の携帯電話で連絡を取り合う隊員たち
懐中電灯も自衛隊員の私物
民間の建設機械を貸与してほしい
自衛隊に災害救助の予算はほとんどない
放射線防護服も絶対的に不足
3.10万人体制に問題あり
10万人体制の結果、交代部隊が確保できない
陸路で東北と九州を何度も往復する自衛隊員
4.装備品は能力に適した使い方を(74式戦車と無人機の例)
喧伝されたブルドーザーには向かない74式戦車
強力なサーチライトを生かすべし
米軍に頼らず自前の情報収集力を
5.隊員の生活例
現場で活動する自衛官のためにお願いしたいこと

---

ところで今頃、
半年ぶりに東北地方に渡ってきた鳥たちは、懸命に巣作りの場所を探しまわっていることでしょう。
去年とまるで違う大地の様子にとまどうばかりなのか、あっさり諦めて他を探すのか。
避難所にいる人達しか気付けない事柄のひとつなんだろうと思います。



posted by biobio at 02:39 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月25日

GPSの話:番外2 「MapFan for iPhone 」が現在無料

mapfan.jpg
携帯圏外、オフラインでも使えるiPhone、iPodTouch用地図「MapFan for iPhone」がバージョンアップし、
地方の詳細地図が充実したり拡大縮小がやりやすくなったりしているのですが、
今現在、なんと、無料でダウンロードできます。

関連記事:
データをローカルに保存できる地図アプリ「MapFan for iPhone」が
無料になっています #jishin(ギズモード・ジャパン)
http://www.gizmodo.jp/2011/03/mapfan_for_iphone_jishin.html

東北地方太平洋沖地震発生を受け、
帰宅支援および避難経路確認などに役立て欲しいとのことで、
3月31日までの期間限定。

私はこの「MapFan for iPhone」をGPS機能付きクレイドルをつけたiPodTouchで使用していますが、
オフラインで使えるというのはやはり便利です。
それに、地図データをローカルに持っているので表示が早い早い。

そうやって、あっちゃこっちゃ行くたびに使っていると、
気になってくるのはこのアプリの使い勝手よりも先にGPS信号の受信状況や精度。
誤受信なのか、他の原因によるのかわかりませんが、
なかなかお茶目な現在位置を示してくれることがあります。

本州中部の山の中を車で走っているはずなのに、

写真.PNG


東海地方の平野部を走っているはずなのに、


写真--.png


赤い人になりかわって、
「おーい!」
と助けを呼びたくなります。
ちょっと寂しい気分かも。


#このような表示になってしまうのは、あくまでもGPSの問題であって、
 「MapFan for iPhone」の性能とは無関係のはずですので、念のため。



---関連エントリ---
GPSの話1 注文してみた:Dual GPS Navigation and Battery Cradle for iPod touch "XGPS251"

GPSの話2 iPodTouchを僻地使用可のマップ付きGPSに

GPSの話3 iPhone用アプリ「DIY GPS」をiPodTouchで使ってみる

GPSの話:番外 「DIY GPS」とXGPS251のアップグレード、その他

GPSの話:番外2 「MapFan for iPhone 」が現在無料
posted by biobio at 15:07 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 機器/ツール/ノウハウ/アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。