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2012年10月07日

お願い









貴所属長以下全ての職員の方々へ、御伝達をお願いします。
もし「教育上、体罰が必要な時もある」「虐められる側にも原因がある」とお考えでしたら感情自己責任論 というwebサイトを御一読ください。
虐めや虐待・テロにも通じる「言って聞かなければ叩け」という体罰肯定論が抱える矛盾や社会に及ぼす影響等が解説してあります。
人権侵害に苦しむ人を一人でも減らすため、一人でも多くの方に御伝達くだされば幸甚です。
末筆ながら、今後益々の御健勝をお祈り申し上げます。返信不要匿名希望転載可
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2011年09月17日

環境調査・生物調査の印象をざっくりと



 すっかり更新をサボってしまいました。
 なので、というわけでもありませんが、このところ感じている仕事としての環境調査・生物調査の印象をざっくりとわかりやすい例え話の形でまとめてみます。
 ほんとに例えばの話ですが、印象としてこんな感じ。

   ・  ・  ・  ・  ・

 公園設計の専門家と、植物や土壌の研究者と、農業の達人と、カリスマガーデニングママさんと、盆栽名人と、造園職人と、力持ちのお兄さんと、有能で実直な会計士と、博学で知られる各種資格取得マニアさんと、とにかくやたらいい人が、長年培ってきたありったけの能力を持ち寄って、小学校の校庭の隅っこに小さな花壇を作ることになったとします。
 花壇作成チームは、入念な下準備により、アレロパシーや連作障害、土壌の質や水の通過経路、植える植物の色合いや配置、流行、害虫対策、維持管理コストなど、様々な問題に配慮した花壇を作り始めます。が、
「オシロイバナとコスモスって、どっちが赤いんでしたっけ?」
なんていいながら写真を撮りまくる若い男性教諭から、規制がどうの、前例がどうの、安全面でどうの、僕は素人で分からないのだけどどうのこうの、やっぱりこれはなんとなくどうのこうの、実家の隣の家の庭ならばこうだからどうのこうの、などとあれこれ指図を受けて作業するうちに、いまひとつ不本意な仕上がりになってしまいました。とはいえ、もともとの基本設計がしっかり練られているので、植えた植物が順調に育てば、しゃがんだ小学生の視線からみて、ちょっとしたミニチュア版植物の楽園が出現したように映るはずでした。
 また、副産物的ながら、このメンバーで作業したからこその花壇に対する新しい気づきもたくさんあり、それは貴重な成果として広く公表すべきことでした。

 とりあえず求められた仕事を全て終え、チームのみんなは、まずまずの仕事ができた満足感の中で、各自水筒に用意したお茶を飲みながら話しました。
「水のまき方や肥料のやり方など、手入れ方法をきちんと説明しておかないといけないねえ」
「季節季節でどう手をかけてやるのがいいかなんて、あいつらきっと知らんだろ」
「種ごとの特性や相互作用なんかもわかっておいてもらった方がいいですね」
「そうだねえ、普段なかなか見られない珍しい花をいくつも選んであることだし」
「ならいっそ、開花時期に花の形や色の話を昆虫との共進化にからめて子供たちに話してやったらどうだろう。きっと目を輝かして喜ぶと思うよ」
 するとそこに、虫の群れのようにひしめきあう児童たちを従えた校長先生が、汗をふきふきやってきました。そして、
「今日は暑い中ご苦労さん。立派な花壇ができましたねえ」
と若い男性教諭に向かっていい、チームの面々は、有り難がったらかえって失礼なんじゃないかと思うような額の謝礼と「やる気・本気・元気」とかかれた校章入り鉛筆を配られ、早々に帰されてしまいました。
 彼らの背後からは、
「植物たちに毎朝『おはよう』って話しかけると、綺麗な花を咲かせるんですよ。楽しみですねえ」
と、得意そうな口調で児童たちに話してきかせる校長先生の声が聞こえてきました。

 それからしばらくして、カリスマガーデニングママさんは、総合学習のプランター代の寄付金額がどうのこうのというPTAの集まりで学校に呼ばれました。
 ホームセンターのガーデニングコーナーの仕事が長引いてしまったため、かなりの遅刻で慌てて駆け込んだのですが、資料の読み上げとしゃんしゃんだけのなんてことのない会議でした。
 が、校庭に出たとき、自分たちが手がけた花壇がなくなっているのに気づきました。不思議に思ってあの若い男性教諭に尋ねてみると、
「どこかで見た顔だと思ったら、あのときの家庭菜園好きなママさんじゃないですか、ですよね、ですよね。えっと、あの花壇はですね、耐震工事の車両の邪魔になるっていうので先週だったか先々週だったか撤去されちゃいました。県の学校花壇コンテストで表彰されたりして評判良かったんですけどね。残念です。あ、でも、植わっていた植物は児童たちみんなで力をあわせてプランターに植え替えたんですよ。命の大切さを学ぶいい機会になりました。来月の学校だよりに写真付きで載るはずですよ。是非みてください」
といいました。
 一抹の不安を覚えたカリスマガーデニングママさんが、「家庭菜園好きなママ」さんでなく「カリスマガーデニングママさん」だと訂正したい気持ちをおさえてプランターがおいてあるという場所を見に行ってみると、低学年児童ひとりひとり用のアサガオやミニトマト栽培キットがずらりと並んだその奥に、真新しいプランターが列をなしていました。
 そしてそこには、苦心して種や品種、咲かせる花の色を選定し、各種専門家のみなさんと話しあって本数や配置を決めて慎重に植えた植物たちが、完成後に生えてきたらしい雑草の一本一本とともにセンスのかけらもなくきっちり等間隔に植えられていたのでした。
 カリスマガーデニングママさんは、こんなときは放心して天を見上げるべきなのか、がっくりうなだれるべきなのかさんざ迷ったすえ、そんなことに悩む自分が馬鹿らしくなって、蚊にさされた左の二の腕をぽりぽり掻きながら家路についたのでした。

   ・  ・  ・  ・  ・

 あ、いや、わかりやすいどころか、よけいに意味不明になる例え話でしたか、そうですか、そうですね、すいません。
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2010年09月28日

iPhone、iPodTouchを使った手作り液晶プロジェクター

ふと思い立ち、iPodTouchを液晶プロジェクターにしてみました。

カメラや携帯電話の液晶画面は日差しの強い昼間だと見えにくくて難儀することもありますが、夜の暗がりで見ると、結構な光量があるんですよね。まぶしいくらい。
なので、こいつはこのままプロジェクターに出来るんじゃないかと思い立ってしまいまして。

今回の材料はこれ。
虫眼鏡2コ。ポリタン1コ。
家にあったものを使いましたが、全部100円ショップの品物なんで、税込315円也。
その他、黒いビニールテープを少々。
写真には光源&コンテンツ表示部としてiPodTouchがいっしょに映ってますが、iPhoneでもその他の携帯でもデジカメでもなんでも大丈夫なはずです。

01zaryou.jpg


別に複雑なところはなにもないので、制作過程は省略。
そして、手作り感大爆発!!!! の完成品はこちら。

02deki.jpg


一応、構造等を書いておきますと、

・ポリタンのスクリューキャップ部分に開けた穴にあわせてレンズを一枚
・ポリタンの口のすぐ下の内側にレンズを一枚
・ポリタンの一番下部分にiPhoneやiPodTouchを差し込むスリット
(レンズとiPodの距離はポリタンをカットして適切な距離に合わせ済み)
・あふれる手作り感を演出するぐるぐる巻きの黒いビニールテープは光もれ防止のため
・フォーカスは、レンズのついたスクリューキャップを回して調整
・画面サイズは、投影面とプロジェクターの距離で調整
・iPhone/iPodTouchの操作は、その都度スリットから取り出して行う

ってなところです。
(レンズが違えば2枚のレンズとiPhone/iPodTouchの位置関係も変わるので、上記のレンズの貼付け場所は今回使った材料の場合に限っての話です。)

液晶プロジェクターというよりは幻燈機の方が雰囲気は近いですが、こんな簡単なものでも意外にちゃんと写せます。
やってみてびっくり。
十分に暗いところならば、かなりの大画面でも鑑賞可能です。


が、問題が一つ。
こいつが映し出す映像は、当然のことながら上下左右が入れ替わるんですね。
iPodTouchごとプロジェクターの向きを回転させたところで、iPodが自動的に天地を保持してしまうのでどうすることもできません。
ということで、解決策としてはあらかじめ上下左右を反転させた映像ソースを用意することなんですが、鏡像でも別にかまわんってのなら、天井に映し出せばそれでOK。


※画質については、同じ100円のレンズを使うならいい加減な曲面の凸レンズよりフレネルレンズをつかった方が良い結果が得られるかもしれません。そのうち、気が向いたらやってみます。

posted by biobio at 00:36 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

ホフマン工事と役人

 以前お役立ちサイトとして紹介しましたブログで「ホフマン工事」というものを知りました。
ハゲ山復旧工事の手法のひとつなんですが、なかなか興味深いです。
「土と水を考える」
http://soilandwater.blog.so-net.ne.jp/
http://soilandwater.blog.so-net.ne.jp/2009-06-24

 ハゲ山復旧といえばとりあえず思い浮かぶのは植林ですが、ホフマンさんの方法は、崩壊している山の斜面には手を加えず渓流の安定を図り植生が自然に進入してくるのを待つというものです。工法としてはオーストリアやフランスなどヨーロッパ地方で広く用いられていたものだそうです。
 調べてみたところ、下記のサイトで愛知県で明治38年に行われた事例について解りやすく紹介されていました。

森林の荒廃と復旧の歴史について
http://www005.upp.so-net.ne.jp/nemurihime/Kikouhyou/Hofmann/kouhaitofukkyuu.html


ホフマン工事について
http://www005.upp.so-net.ne.jp/nemurihime/Kikouhyou/Hofmann/hofman.html

 生物調査・環境調査では二次林や植林地に入ることも多いと思いますが、ホフマン工事かどうかに関わらず、その森が出来る過程を知っていると調査対象とする系を理解しやすいだろうと思います。

 ホフマン工事についての詳しい話は、上記サイトをみていただくとして、その中の本題からそれた部分で気になったのは以下。

 このホフマン工事にかかった費用についてですが、これは竣工設計書というものが、残っておりまして、それによれば、2,566円16銭3厘となっております。現在のお金に直すと、1700万円位ではないかと、考えられます。当時は、業者に発注するのではなく、県が地元の人を直接雇って実施しております。先人達の努力と地元の方々のご協力には頭が下がる思いであります。

 県が地元の人を直接雇って実施していたとのことですが、かつての役人は、そういうことが出来る技能の持ち主であったということのひとつの現れでしょう。時代がかわったといえばそれまでですが、今の役人は見積りひとつ出すにしても業者の力がなければ出来ないわけですから、ずいぶんと役人のやるべき仕事、やれる仕事というものが変わってきています。
 生物調査・環境調査においては、専門家である調査者が現場の事情や状況にあわせて判断し行動を決められるならばもっといい成果をあげられるだろうに、という場面が多々あります。調査対象に対する理解がないばかりか現場すら見ずに作られることも少なくない仕様書という書類に、調査の中身がきつくしばられているからです。こんなことも、役人の役割がかわってきたという流れと無関係ではないと思います。
posted by biobio at 15:30 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

関連記事:「夏休み特集:話題を集めた「環境」の記事」

夏休み特集:話題を集めた「環境」の記事 gooニュース

http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/life/2008news1-17553.html?C=S

以下、各記事タイトル。

・温暖化:極地の領有権争いも過熱
・魚の神経毒による『シガテラ中毒』:温暖化で日本でも
・ロシアの核施設で海水による腐食、水素爆発の恐れも
・「地球温暖化の原因は太陽の活動」説を否定する新論文(1)
・「地球は温暖化と大量絶滅を繰り返してきた」英論文
・電気自動車時代に向けた、次世代バッテリー開発競争(1)
・空気と電気を使うハイブリッド「エアカー」
・『Golf』低排出化が成功、Volkswagen社は激しく反論
・地球工学的な温暖化対策がビジネスに:無規制に乱立する現状(1)


いろいろありますが、
とりあえずシガテラは怖いっすね。

posted by biobio at 22:30 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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