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2010年12月27日

GPSの話:番外 「DIY GPS」とXGPS251のアップグレード、その他

 以前から何度か書いているiPhone用GPSアプリ、「DIY GPS」がver 1.3.0にバージョンアップしました。また、iPodTouchにGPS機能を付け加える Dual GPS Navigation and Battery Cradle for iPod touch 「XGPS251」がiPod touch 4Gに対応しました。
 今回は主にこの二つの話題について。

 まずは、「DIY GPS」。
Default.png
 iPhone用GPSアプリ「DIY GPS」についてはGPSの話23で触れてきましたが、製作者様のサイトで「■ DIY GPSを紹介してくれたブログのまとめ」として当ブログの記事もリストアップしていただきました。
 かなりかなり使えるソフトなので、iPhoneをお持ちの方、ぜひ使ってみて下さい。携帯圏外でも宝の持ち腐れにならない貴重なソフトの一つです。開発者の想定外だったiPodTouchで人柱的に試した身としては、特に応援したいぞ、ってのもありまして。
 で、このDIY GPSがver 1.3.0にアップグレードし、GPSロガー機能が付きました。GPSの話3では、負け惜しみ的に、ロガー機能なんて無くてもいいよん、なんて感じで書きましたが、そりゃあれば使いますよ。もちろん。
 画面としてはこんな感じで、KML形式やGPX形式でエクスポートできます。
IMG_1036.jpg
(画像はDIY GPSホームページの機能説明より)
 ログ(トラック)は複数個保存できますし、それぞれのログについて、画面への再表示だけでなく記録の再開再停止も自在に出来るようになっています。これは、かなり使えますね。
 ログをとったり表示したりするiPhoneアプリは他にもいろいろあるわけですが、携帯圏外/オフライン環境下で、自分の使いたい地図と共にログを扱えるってのは、DIY GPSのものすごい強みです。クラクラしたっていいくらいだと思います。2万5千分の1地形図でも植生図でも1万分の1詳細図でも500分の一の図面でもなんでもOK、海図、湖底図、海底図や、過去の地図未来の地図も、必要とあれば、ボスからの秘密指令の暗号入り極秘地図から敵のスパイの目をくらますウソの地図まで、使用目的によって地図データを自在に取り替えられるハンディタイプのGPS機が、実は携帯電話ダッシュ、音楽プレーヤーダッシュのiPhoneやiPodTouchに450円のアプリケーションを入れたものってわけなんですから。

 他にも、いろいろと配慮の行き届いたバージョンアップになっていまして、特に僕としては「ツールバーを隠す」機能がとってもうれしい。誤って画面にタッチしてしまっても、これなら大丈夫です。


 さて、次は、iPodTouchをGPS機器に変身させるアタッチメントであり、予備バッテリーにもなるDual GPS Navigation XGPS251の件。
fbf7fdc2.jpg
 これまでXGPS251は初代〜3世代目までの対応でしたが、アップデートにより第4世代対応となりました。
 Firmware のバージョンを 10/10とし、樹脂スペーサーを取り付けることで4GのiPodTouch対応となったのですが、Firmwareが 10/10のユニットでない機械の場合、ユーザー側でアップデートを行うのは無理とのこと。
 なお、これはiPod touch 4G対応のためのみに必要なアップグレードで、iPod touch初代、2G, 3Gで使用するならば不要です。

 くわしくは以下。

「VC社長日記」
Dual GPS Navigation XGPS251が、iPod touch 4Gに対応
http://vintagecomp.livedoor.biz/archives/51584643.html
Dual GPS XGPS251のアップグレードを受け付けます
http://vintagecomp.livedoor.biz/archives/51591533.html
Dual GPS XGPS251 iPod touch 4G対応品が入荷
http://vintagecomp.livedoor.biz/archives/51588392.html

Vintage Computerによるアップグレード手続き代行の詳細はこちら。

Vintage Computer
Dual GPS Navigation XGPS 251 Firmware アップグレード+樹脂スペーサー
http://www.vintagecomp.com/shop/shopexd.asp

 私個人のことを言うならば、GPS機としては第2世代iPodTouchを使い続けるつもりなので、アップデートする予定はナシ。


 ところで、iPodTouchに XGPS251をとりつけてハンディGPSとして使う場合、サイズが大きくなるので普通に売っているiPodTouch用ケースは使えません。フィールド調査等、野外で使うときは、落としたり濡れたりといった危険があるため、これはなんとかしないと。
 ってことでいろいろ探してみましたが、とりあえずってことならば、100円ショップのストラップ付きカードケースで大丈夫でした。ジップロックのようにぴっちり閉じられるタイプで、大きさははがきサイズのもの。ちゃんと指先のタッチ操作も受け付けてくれます。これもiPhoneやiPodTouchの利点かな。キーボタンで操作するタイプじゃこう簡単にはいかないですから。
 無いよりマシということで、決しておすすめではないです。カッコ悪いってだけでなく、そもそもが100円の品物なので、耐久性の面で心配ですから。


 関連する話題をもうひとつ。
 DIY GPSは目的地の地図を準備しておく必要があり、Google等のマップは携帯圏外/オフラインでは使えない、ってことで、やはり日本全国の地図をいつでもどこでも見られるようにしたいという望みを叶えてくれるのはドラえもんかい、と思っていたところiPhone/iPodTouch向け地図・ナビゲーションアプリ「MapFan for iPhone」というのがAppStoreで買えるのでダウンロード。
「iPodTouchでは、ナビゲーション機能には対応していません」とありますが、GPSを使った機能についてはiPodTouch+XGPS251で普通に使えました(ただし、iPodTouchにはコンパス機能が無いので、方位情報を必要とするヘディングアップ表示は移動し続けている状況下でないとうまく働きません)。
 ルート検索、ルート案内により、カーナビとしても使えるようになっていますが(購入後最低1年間)、このあたりの詳しいことについては以下をどうぞ。
http://www.mapfan.com/mobile/iphone/
 実際のところ、画面が小さいこともあってカーナビとしての使用はなかなかきついです。また、ほんまもんのカーナビと違い、GPSの精度が悪くなったり、まるきり衛星を失ったりしたときにそれを補完するしくみがないわけですから、「トンネルを抜けると、そこは太平洋のど真ん中だった」なんてことも地図上では普通にあり得ます。なので、そのへんは予め想定した使い方をした方がいいだろうと思います。あと、慣れや好みの問題かもしれませんが、地図を詳細表示から広域表示にしていったときに、細い道や主要道路以外の道が省略されていくタイミングがちょっと早いかな、と。また、基本はドライブマップですので、田舎へいけば薄茶色の中に道路がいっぽん表示されるだけ、となってしまうことも多く、DIY GPSをカーナビ代わりにして地形図を表示させたときと違って、山や谷の形を確かめながら運転するなんてことはできません。

 それはそれとして、圏外/オフラインで地図が見られるってのはやはり便利ですし、地図データを自分で持っているわけですから動作も軽いです。
 一年間のオンライン機能による各種サービス込みで2,300円也。AppStoreのアプリとしては高い部類ですが、紙の道路地図で考えれば一冊か二冊くらいの値段ですね。一年経過後の各種オンラインサービスは別枠のようですが、地図データそのものはそのまま引き続き使えます。

---関連エントリ---
GPSの話1 注文してみた:Dual GPS Navigation and Battery Cradle for iPod touch "XGPS251"

GPSの話2 iPodTouchを僻地使用可のマップ付きGPSに

GPSの話3 iPhone用アプリ「DIY GPS」をiPodTouchで使ってみる

GPSの話:番外 「DIY GPS」とXGPS251のアップグレード、その他


posted by biobio at 00:33 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 機器/ツール/ノウハウ/アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
DIY GPSの紹介ありがとうございます。
気を使って考えた部分を判っていただけて嬉しいです。今後もバージョンアップを続けていきたいと思います。
Posted by マツモトケイジ at 2010年12月27日 12:26
 これはこれは作者さま。コメント、ありがとうございます。
本当に、便利に使えています。素晴らしいアプリケーションに感謝です。
 このアプリのおかげで命拾いしたとか、仕事でポカをやらずに済んだなんて人も、もうたくさんいるのではないでしょうか。
 環境調査・生物調査に限って言えば、自分が道に迷っていることに気づかないタイプの人でも、このソフトによってちゃんとしたデータを地図に落とすことが出来るだろうと思います。

 ところでDIY GPSの説明ページでは、GoogleMapの場合、緯度経度について面倒だとありましたが、GoogleMapの適当な場所を選んで右クリックし「この場所について」を選んだら、地図検索窓に緯度経度が十進法で表示されました。複数箇所で同様の操作をすると、左下に結果が蓄積されますので、結構手軽に地図の準備ができてます。
 ただ、GoogleMapでは、地形図だと地形に陰影がついて直感的にわかりやすいという利点がある反面、地図記号等が一切無く、通常の地図を選ぶと人工物はわかるけれど地形がまったくわからない、といった事情があって、ちょっとなんだかな、です。
 用途によっては航空写真がかなり有効なのですが(地図代わりに写真も使えるGPSだなんて、なんて素晴らしいアプリケーション!!!)、これはこれで、地形の起伏が意外とわかりにくかったり、撮影時に影になっていた場所は真っ黒、なんて問題があったりします(写真の質はYahoo!地図の方がずっといいと思うのですが、こっちは緯度経度の表示方法がわかりませんでした)。
 
Posted by biobioenv at 2010年12月28日 02:47
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