前回のサルに引き続き、こんどはシカです。
里山の比較的大きな道を走っていたところ、道路脇の林の奥になにやら妙な物体が。
運転しながらでもこういうものに気がついてしまうのが私の因果な習性なのかもしれませんが薮の奥の薄暗いところに死んだシカが横たわっていたのでした。
その様子がどんなであったかについて、興味がある方は「続きを読む」からどうぞ。けっして勧めはしませんが。
(続き)
ちょっと離れた場所の道路脇に車をよせ、確認しに行こうとドアをあけたとたん激しい臭気に襲われました。
息をこらえて近づいていけば、それは立派な角をつけたシカでした。首から肩のあたりに長い出血の跡がありました。
ハエやスズメバチが飛び回り、シデムシの幼虫などその他もろもろ集まっていました。横たわったその体のお腹から背中にかけては幾分白っぽいマット状になっていて、ざわざわと波打つように動いています。
この手の死体を見たことのある方ならもうお気づきでしょうが、そのマット状の部分全てが大量のハエの幼虫、つまりはウジでした。
体毛が見えなくなる程に積み重なってうごめく一面のウジたちが、ところどころで山のように盛り上がっては雪崩のように地面に向かって崩れ落ちていました。
ただ、顔のあたりはきれいなもので、目鼻口にはウジがみあたらなかったため、もしかしたらかなり長い時間にわたって首から上のハエを追い払うだけのことは出来ていたのかもしれないと想像しますが、どうでしょうか。
推測でしかありませんが、ケンカで傷を負ったか、道路で車にぶつかったシカが自分でそこに逃げ込んでそのまま動けなくなったといったところなのでしょう。交通事故ならば、ぶつけてしまった運転手か通りがかりの人がその場所へ運んだということもあるかもしれませんが、大きさから言って一人や二人で運ぶのは相当たいへんなことでしょうし、即死でないとすれば、暴れて運べるような状況ではなかっただろうと思います。
インターネットが普及し、死んだ動物の映像、特に、自然の摂理ではあってもむごたらしいと人に思わせてしまうような映像は、見ようと思えば簡単に見られるようになりました。単に気持ち悪さだけを感じさせるようなものもきっとうじゃうじゃあるでしょう。
が、この臭いのひどさに関しては、実際に経験しないとわからないだろうと思います。
詳細な表現は避けますが、鼻をふさいで口で息をしようものならさらに気持ち悪さが増してしまうほどの強烈な臭気には、鼻がバカになるのを待つことでしか対抗しようがありません。
さらにひどい状況としては、、、、といろいろ思いだしてしまいましたが、今回はこのくらいにしたいと思います。わざわざ蘇らせたい記憶でもありませんので。
ただ、野生生物に関する保護だの駆除だの共生や保全だのの議論の陰には、ごく自然な現象として、てんこもりのウジの山や強烈で胸の悪くなる臭気が潜んでいるんだということは書いておきたいと思います。いろいろな生物保護団体が各地でいろいろな活動をしていますが、「かわいそう」と「気持ち悪い」の区別が出来ないやつらがなにいってるんだ?なんても思うことも多々ありますので。
ところで、道路やその周辺で哺乳類の死体に遭遇することはそう珍しいことでなく、最近だけでもイタチ、テン、ウサギ、ハクビシン、タヌキの死体を見ました。野山が近いところに住んでいる人ならば誰でもが日常の生活の中でときどきは見ているでしょう。イヌやネコを含めれば、市街地でもそこそこあるはずです。
が、このところ私が立て続けに見つけたのが、だんだんと大きい動物になってきているのが、なんとなく気になります。次はカバかキリンかライオンか、などといったあり得ない冗談で済ませたままでいたいと思います。
※接近してとったシカの写真は掲示板におきました。
http://xbbs.knacks.biz/biobioenv1#a352
美紀といいます。
この度ブログを始めたので挨拶で
コメントさせて頂きました。
私のブログは競艇やギャンブルが主になっちゃうと
思いますが日常の事もいろいろ書いていくので
よかったらコメントください☆
http://ameblo.jp/boat-gals/