関連エントリ
・放鳥トキについての関係者たちの見解等
・他の生物関連(このエントリ)
・調査関連、周辺事情
・その他
このブログのトキ関連エントリ一覧は末尾に。
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【他の生物関連】
●新発見の新種カエル トキのエサ 佐渡 (1/4ページ) - MSN産経ニュース(2009.3.1)
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090301/scn0903010105000-n1.htm
「国の特別天然記念物のトキ10羽が放鳥された新潟県佐渡市で、新種の可能性の高いカエルが発見された。本州以南に広く分布するツチガエルに似ているが、腹部が黄色で鳴き声も全く異なるため、佐渡の固有種とみられる。放鳥トキの大切な餌になっている。脊椎(せきつい)動物の新種が国内で発見されることは珍しい。」
「島の北西部でこの腹の黄色いカエルが「ビューンビューン」と奇妙な声で鳴いているのに気付き、『鳴き声が違う変種はない。新種と確信した』と関谷さん。」
ビューンビューンという声が実際どんなものなのか気になるところですが、出ましたね。なかなか面白くなってきました。
「関谷さんは『偶然の発見から13年もかかったが、トキとともに保護してほしい』と話す。」
さあ、どうなるでしょう。トキの件が無ければ、鳥に食べられないように保護ゲージで囲うなんてのがありがちな話と思いますが。
●トキ放鳥でダニ復活に注目 (1/3ページ) - MSN産経ニュース(2009.3.5)
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090305/scn0903052123002-n1.htm
放鳥されたトキにトキウモウダニというダニが住み着いていたそうです。
「日本では、昭和56年のトキの一斉捕獲にともなってトキウモウダニも野生絶滅し、環境省から絶滅危惧(きぐ)種の指定を受けている。」
復活ですね。祝!
ダニ研究者にも朗報でしょう。
「飼鳥野鳥病院の長堀正行獣医師によると、トキが特別天然記念物に指定されてからは、トキウモウダニも十分な調査ができず、トキ周辺のダニなどの生態系研究が滞っていたという。」
このダニに限らず、特定種の保護活動による他の生物や生態系への影響というのは、非常に興味があるところです。
●トキ:「有機の里」長野・木島平村に3日滞在 佐渡で放鳥 - 毎日jp(毎日新聞)(2009.3.5)
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2009/03/05/20090306k0000m040071000c.html
「この日午後には芳川修二村長と佐渡市の高野宏一郎市長が電話で協議し、同市がドジョウの差し入れを申し入れたという。」
まるで気分は「お母さん」ですね。
けれども、トキで生き物について十分学んでいるはずの佐渡市なんですから、他地域へドジョウを移植してしまうことの是非まで気にして欲しいと思います(まあ、きっと起原は「トキのために」と、どこかから佐渡へと持ち込まれたドジョウなんでしょうが)。
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トキ関連エントリ
トキの試験放鳥について1
トキの試験放鳥について2(放鳥関連記事まとめ)
トキの試験放鳥について3(放鳥周辺記事まとめ)
(2008年12月中旬まで)
トキの試験放鳥について4(関係者たちの見解・コメント)
トキの試験放鳥について5(他の生物関連)
トキの試験放鳥について6(調査関連、周辺事情)
トキの試験放鳥について7(その他)
(2009年4月上旬まで)