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2008年06月10日

ほ乳類の調査

 哺乳類には夜行性の種が多く、目視での観察が難しい。そのため、どんな種が生息しているのかを把握するにはフィールドサイン法による調査に頼らざるを得ない。
 フィールドサインとは、動物の残した糞,足跡,食痕,巣,爪痕,モグラ塚,坑道などといったもの。これらをたよりに、その調査範囲に生息するほ乳類種を確認する。ある程度数の把握が出来る場合もある。
 昼行性のニホンザル等の場合には目視観察が可能な場合もあるが、観察者の影響も大きく、やはりフィールドサインの調査は重要となる。
 特徴的なフィールドサインは確実性の高いデータとなるが、そのサインの発見と判断には熟練を要する場合も少なくない。調査者の技量により得られるデータが大きく異なる可能性が高い。
 その他、動物が通りそうな場所を狙って無人撮影装置をしかける方法による調査や、バットディテクターを用いてコウモリの発する超音波をキャッチする方法等が用いられる。
 ネズミやモグラ等の小動物は、各種トラップによる捕獲調査も多く用いられる。

posted by biobio at 11:10 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動物調査の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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