カメラや携帯電話の液晶画面は日差しの強い昼間だと見えにくくて難儀することもありますが、夜の暗がりで見ると、結構な光量があるんですよね。まぶしいくらい。
なので、こいつはこのままプロジェクターに出来るんじゃないかと思い立ってしまいまして。
今回の材料はこれ。
虫眼鏡2コ。ポリタン1コ。
家にあったものを使いましたが、全部100円ショップの品物なんで、税込315円也。
その他、黒いビニールテープを少々。
写真には光源&コンテンツ表示部としてiPodTouchがいっしょに映ってますが、iPhoneでもその他の携帯でもデジカメでもなんでも大丈夫なはずです。

別に複雑なところはなにもないので、制作過程は省略。
そして、手作り感大爆発!!!! の完成品はこちら。

一応、構造等を書いておきますと、
・ポリタンのスクリューキャップ部分に開けた穴にあわせてレンズを一枚
・ポリタンの口のすぐ下の内側にレンズを一枚
・ポリタンの一番下部分にiPhoneやiPodTouchを差し込むスリット
(レンズとiPodの距離はポリタンをカットして適切な距離に合わせ済み)
・あふれる手作り感を演出するぐるぐる巻きの黒いビニールテープは光もれ防止のため
・フォーカスは、レンズのついたスクリューキャップを回して調整
・画面サイズは、投影面とプロジェクターの距離で調整
・iPhone/iPodTouchの操作は、その都度スリットから取り出して行う
ってなところです。
(レンズが違えば2枚のレンズとiPhone/iPodTouchの位置関係も変わるので、上記のレンズの貼付け場所は今回使った材料の場合に限っての話です。)
液晶プロジェクターというよりは幻燈機の方が雰囲気は近いですが、こんな簡単なものでも意外にちゃんと写せます。
やってみてびっくり。
十分に暗いところならば、かなりの大画面でも鑑賞可能です。
が、問題が一つ。
こいつが映し出す映像は、当然のことながら上下左右が入れ替わるんですね。
iPodTouchごとプロジェクターの向きを回転させたところで、iPodが自動的に天地を保持してしまうのでどうすることもできません。
ということで、解決策としてはあらかじめ上下左右を反転させた映像ソースを用意することなんですが、鏡像でも別にかまわんってのなら、天井に映し出せばそれでOK。
※画質については、同じ100円のレンズを使うならいい加減な曲面の凸レンズよりフレネルレンズをつかった方が良い結果が得られるかもしれません。そのうち、気が向いたらやってみます。